【意外と知らない!?】じゃがいもの種類や調理法

こんにちは、まっちゃんです。

 

先日職場で、「男爵イモ」と「メークイン」の違いを聞かれ答えることができませんでした(笑)

なのでジャガイモの違いが分からない人向けに、今回はジャガイモの【種類】や【調理法】について解説していきます。

 

 

 

 

〇じゃがいもの由来

ヨーロッパに渡ったじゃがいもは、江戸時代にインドネシアのジャカルタを貿易拠点としていたオランダ人によって長崎に持ち込まれたことから「ジャカルタのイモ」→「ジャガトライモ」→「ジャガイモ」と呼ばれるようになったと言われています。

また、じゃがいもの別名「馬鈴薯(ばれいしょ)」は、馬の首に付ける鈴の形に似ているから付いたと言われています。

 

〇男爵イモ

男爵イモは、明治時代に川田龍吉男爵がアメリカから輸入をして広めたことから「男爵薯(だんしゃくいも)」と呼ばれており、日本でジャガイモが普及するきっかけになったイモです。

スーパーで見かけるじゃがいもの中でも最もポピュラーで定番の品種です。

 

●男爵イモの特徴
・形がごつごつしていて、くぼみの深さが深いのでピーラー出向きにくい
・早生で適応能力が高い
・粉質でほくほくしている
・長期間の貯蔵に向いている(品質の劣化が少ない)

 

●おすすめの調理方法

・粉質でほくほくしているので、コロッケや粉ふき芋などに向いている
・煮崩れしやすいので、おでんなどの煮込み料理には向かない

 

〇メークイン

メークインは、男爵イモと人気を二分する定番のジャガイモの品種です。

大正5年ごろにイギリスから導入されたメークインは、表面のデコボコが少なく、細長い形をしており、ピーラーで皮を剥きやすいのが特徴です。

 

●メークインの特徴
・表面はつるっとしていて、細長い形をしていて皮を剥きやすい
・粘質で煮崩れしにくい
・低温貯蔵をすることで甘みを増す
・イモの形が不揃いになりやすく、規格外のイモが出やすい

 

●おすすめの調理方法

・粘質で煮崩れしにくいので、カレー・シチュー・おでん・グラタンに向いている
・ホクホク感が無いので、コロッケや粉ふき芋には向かない
・糖分が多いので揚げ物にもあまり向かない

 

〇キタアカリ

キタアカリは、北海道の農業試験場で「男爵イモ」と「ツニカ」を交雑させて誕生した品種です。

外見は男爵イモに似てごつごつしていて、芽の部分がやや赤い色をしているのが特徴です。

男爵よりも甘く、実が黄色いので別名「栗じゃが」や「黄金男爵」とも呼ばれています。

 

●キタアカリの特徴
・形は男爵に似てごつごつしていてくぼみが深いため、皮が剥きにくい
・芽の部分に赤みがある
・実は黄色く甘みが強い
・粉質で男爵よりもさらに煮崩れしやすい

 

●おすすめの調理方法

・粉質でほくほくしているので、コロッケや粉ふき芋に向いている。
・甘みが強いのでじゃがバターやポテトサラダも美味しい
・煮崩れしやすいので、長時間煮込む料理には向かない

 

〇インカのめざめ

インカのめざめが日本で品種登録されたのは比較的最近の事で、濃厚な味わいが特徴の品種です。

卵型で小ぶりなサイズのものが多く、舌触りはきめ細やかなのが特徴です。

キタアカリよりも数倍濃い黄色をしていて、皮を剥いても油で揚げても変色しにくいため、フライドポテトやポテトチップスにしても綺麗な黄色が楽しめます。

欠点は、収穫量が少ないことと休眠期間が短く発芽しやすいこと、そしてウイルス病に罹患しやすい事です。

 

●インカのめざめの特徴
・形は卵型で、小ぶりのため大型機械による収穫に向かない
・色は濃い黄色で、抗酸化作用が強いカロテノイド系色素がキタアカリの5倍以上
・ナッツのような独特の風味がある
・舌触りはなめらかできめ細かい
・粉質と粘質の中間で調理しやすい
・皮を剥いても油で揚げてもあまり変色しない
・極早生で収穫量は少なく、ウイルス病に罹患しやすい
・休眠期間が短いので長期保存に適さない。収穫が遅れると土の中で芽吹く

 

●おすすめの調理方法

・煮崩れしにくいのでカレーやシチューなどの煮込み料理に向いている
・栗やナッツのような独特の風味があるのでふかし芋でも美味しい
・油で揚げても色が変わらないので、ポテトチップスやフライにも向いている

 

〇まとめ
普段からスーパーや食卓で目にするじゃがいもには様々な種類があって、それぞれに適した調理法があることがわかりました。

これを機に、じゃがいもを使った料理を作ってみてはいかがでしょうか!(^^)!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!